私とラジオ。

こんばんは、ねこうさです。

今週のお題「ラジオ」

一番熱心に聴いていた時期は中学や高校の頃。今のようにradikoのようなサービスもなかった時代。もちろんポッドキャストなんて洒落たものもなかった。自分で周波数を合わせて、リアルタイムでないと聴けなかった時代。

私は祖母の影響で小学校高学年の頃からラジオを聞き始めた。北陸の実家から無理やり関西のAM局の電波を拾って、途切れ途切れの音楽を暗闇の中で聴いていた。

そして中学や高校時代は勉強のお供となった。夜ご飯が食べ終わってから寝るまでの時間、20時頃から25時頃まではずーっとFMラジオを付けっぱなし。ラジアンリミテッド、MOTHER MUSIC、SCHOO OF LOCKには大変お世話になった。

ラジオが好きな理由は孤独感が薄まるから。その日その時間その瞬間にマイクの向こうで喋っているパーソナリティがいて、その放送を支えるスタッフがいて、そしてそれぞれの場所で同じ時間を共にしているリスナーがいるから成り立つもの。そんなラジオが私の青春時代に寄り添ってくれていた。

最近はあまり聴けていないが、今年の年明けに久しぶりにラジオを聴いた。星野源オールナイトニッポン

www.allnightnippon.com

2024年最初の放送日だった1月2日の回。

その日は能登半島地震の翌日で、未だに余震が続いてた石川の実家にいた私は眠れない夜を過ごしていた。そんな時Xを見ていてこの放送を知った。お正月休みのため事前収録分を流す予定だったが、星野源さんの発案で急遽生配信で放送するとのこと。

どうせ眠れず暇なのだしせっかくなら聴いてみようと思い、radikoアプリをダウンロードし、隣で寝ていた母を起こさないためにイヤホンを付けて聴いた。

時々地震に関する話題や北陸の人達からのメールを挟みつつも「普段通り」を貫いていて、初めて聞いた番組だったが、輪の中に入れてもらったような気持ちになって嬉しかった。

番組の中で星野源さんが「不安になることもあるかと思います。でもそれで良いと思うんです。一緒に不安になりましょう。」と話していた。

その言葉を聞いて、様々なことに悩み恐れて眠れぬ夜を過ごしていた学生時代を思い出した。その時もラジオを聞いて孤独と不安と恐怖を和らげていた。あの頃から10年以上経っても、ラジオが持つ力は変わっていないのだなと思わせてくれた放送だった。

あの頃と違うのは、その放送がSpotifyでいつでもどこでも何度でも聞けること。

open.spotify.com

カセットやMDで録音していたあの頃。間違えてお気に入りのディスクに上書きしてしまったり、録音失敗したり、録音したまま寝落ちして次の番組まで録音されていたり、そもそも番組が始まる前に寝落ちして聞き逃したり。そんな失敗をしなくて良い。良い時代になりました(笑)

 

今日の一曲

星野源 - 光の跡

youtu.be