私がとらわれていた「しなきゃ」

こんばんは、ねこうさです。

今日はキャンペーンお題です。

私がとらわれていたのは「オタクだからこうしなきゃ」と言う固定概念。

これまで様々なジャンルのオタクをやってきました。それ故に生まれたオタク像みたいなものを自分で作ってしまい、それに捕らわれていました。

例えば、「オタクだから推しの情報は全て知っていて当たり前」「オタクだからグッズは全部買って当たり前」「オタクだから現場は全通（すべてのイベントに行くこと）して当たり前」みたいな固定概念。

それらを無理せず出来る人なら、きっと楽しんで出来るんです。私も最初は、そうすることが楽しいと感じていましたが、途中から楽しめくなりました。

年齢を重ねるにつれて、自分を取り巻く環境は変わりますし、それによって心境も好みも変わる。推しが好きだと言う気持ちは変わらないけど、その他のものが変わる。

昔はTwitterで同じオタクの友人たちとリプライし合うのが好きだったけれど、その人付き合いに疲れたこともありました。出来るだけグッズを買っていたけれど、収納場所に困り、散らかっていく部屋に嫌気がさしたこともありました。毎週末現場に行くのも楽しかったけれど、休みたいと思ったこともありました。

また、オタクをしているとどうしても人の目を気にしたり、人と比べてしまうことが多いです。「あの子は私よりたくさんのグッズを持っている」「あの子は私よりコンサートに行ってる回数が多い」など、他人と比べて自分が劣っているかを気にしてしまう。

でも、結局「だから何？？」と言う話なんです（笑）

オタク人生を歩んできた私とは正反対の、今まで何のオタクにもなったことのない友人からすると、私がどれだけグッズを持っていようが、何回コンサートに行っていようが「へー。そうなんだー。」で終わる話なんです。（もちろん彼女は優しいので、そんな反応はしません）そう思った時、私はなんて小さな世界でどんぐりの背比べをしていたんだと気付かされました。

もちろんそう言うのが楽しい人達を否定するわけではありません。

私自身がもう疲れているのに、勝手に自分で築いた固定概念に縛られ、無理をして心が荒んでいる自分から解放された時、とっても楽になったよ、と言う話です（笑）

BTSで言えば、情報が追い切れないほど毎日のように何かが発表されます。グッズもたくさん発売されています。BT21、TinyTANまで含めるととんでもない数になります。

それを全て追っている人は本当に尊敬しますが、私のキャパを遥かにオーバーしているので、自分が欲しいと思った物、心惹かれるものを、お金が許す範囲で購入しています。

BT21、TinyTANも可愛くて好きですが、私はBTSの音楽が一番に好きなのでその分のお金をCDやライブDVDに回したり、雑誌は買わないけれど、公式から出される写真集は買おうとか。頻繁に更新される動画も、今日はちょっと疲れたから週末に見ようとか。

情報アカウントもあまり見ないようにしています。それ故、Twitterのトレンドで知ることもたくさんあります。それでも一番知りたいコンサートや新譜の情報は公式アカウントやFCからのメールで情報を得ることができるので、今のところ不便なことはありません。

また、私の人生最長歴の推し、Nissy。AAAとしてのデビュー時からなのでもう18年目になります。一時期は現場を全通していました。グッズもたくさん買いましたし、CDも積みました。しかし、学生から社会人になった時、拘束時間が長くなるので、情報を見落としたり、どうしても行けない現場が出てきました。限られた時間の中で、自分が行きたいと思った現場だけ行く、グッズも欲しいものだけ買う、と決めてから、義務感のようなものがなくなって、心から楽しめるようになりました。

今回のツアーも大阪公演は土日の2日間ありましたが、日曜日の内に帰って月曜日に備えたいと思ったので、土曜日だけ参加して帰ってきました。昔なら土日両方に参加し、日曜の最終や夜行バスで帰ってきたと思います。でももうそれが疲れる年齢になってしまいました（笑）

全て義務ではなく趣味でやっていることなので、グッズは欲しい物だけ買えばいいし、コンサートだってすべてに行く必要もない。合わない人と無理して付き合う必要もないし、推しの情報を全て追う必要もない。

昨年だったか、"推し疲れ"なんて言葉も一時期話題になりました。（内容からして、記事の信ぴょう性が疑わしい物でしたがｗ）それも「オタクだからこうしなきゃいけない」と言う勝手な固定概念に縛られた故の結果だと思いました。

本当はオタクだからこうしなきゃいけないなんてもの、ないんですけどね。強いて言うなら、お金を落とすなら公式に落とせ！と言うことぐらいじゃないですか（笑）常識とマナーを守って、推しを含む他人に迷惑さえかけなければ、それぞれの推し方で良いと思います。所詮は趣味、と思うと気が楽になりました。

そんな当たり前のことに気付いてから、ようやく自分の心の声を聞くことを意識しています。

その結果、Nissyに対してのように長くオタクを楽しめています。BTSも他の推し達も、これからも長く好きでいたいからこそ、無理をしない方が私には合っています。

私がとらわれていた「しなきゃ」

by LIFULL STORIES